

大森元貴のソロ5周年を飾る初ミニアルバム。彼が初のソロ曲「French」を発表したのは、Mrs. GREEN APPLEがフェーズ1を終え、活動を休止していた2021年だった。ポップの定型から外れた実験的な楽曲には、内省的なムードが強くにじみ、静かな衝撃をもたらした。活動再開以降も、大森はバンドでヒットを生み出す一方で、ソロでしか形にできない楽曲を自然な流れで発表していく。「French」や「絵画」のミュージックビデオでは芸術性の高いダンスを披露し、「メメント・モリ」は絵本や朗読劇へとつながっていくなど、そのアート性はさらに多方面へ広がっていった。映画主題歌となった「0.2mm」も、作品の物語に寄り添いながら、ソロ特有の繊細な感性が息づいている。六つの楽曲には、孤独や死生観、アイデンティティなどの根源的なテーマが織り込まれ、リスナーの心に深い問いを投げかける。“余暇”を意味する本作のタイトルには、彼が自由な感性で創作に向き合う姿勢が映し出されている。