BIG C

BIG C

「世の中に新しいものをドロップしたいという強い気持ちからこの作品ができました」。約3年ぶりとなるフルアルバム『BIG C』について、Young CocoはApple Musicに語る。Koshyと共にビートを手掛け、リミックスには客演として参加した千葉雄喜の「チーム友達」でさらなる注目を浴びたYoung Coco。兵庫県西宮市出身で、WILYWNKAとの出会いをきっかけにラップを始めた彼は、ハードかつメロディアスに表現できるスキルフルなラッパーであり、プロデューサーとしても新境地を開拓し続けている。 「この作品では国内外のさまざまな世界を旅して自分の目で見たことや出会いを歌いました」。日本、アメリカをはじめ、ヨーロッパやアジアなど、世界の国々を旅し、Young Cocoが肌身でリアルに感じたグローバルな感覚がリリック、サウンドに投影されている本作。タイのホテルの一室で完成させたという強烈な目覚めの一曲「WOKE UP」や、スタジオのある代々木と国内外の友人たちにインスピレーションを得た「Yoyogi Alien」をはじめ、シンセサイザーのスペーシーでディープなサウンドを織り込んだ「123」、オルタナティブロックとアンビエントの影響がうかがえる「Satellite」など、彼の尽きないクリエイティビティはアルバムの多彩な楽曲に見て取れる。「独特のラップや歌、幅広く好きなことをやってるけど、そのスタイル全部がCoco。“『BIG C』= 自分の音楽はコレ!”って感じです」。自身のパーソナリティを体現する本作について、ここからはYoung Cocoに楽曲解説をしてもらおう。 WOKE UP タイでトラックからレコーディングまでを済ませて、その次の月にはニューヨークで初めてのMV撮影をしました。そこですごくいい経験ができたし、旅をしていろんな意味で目覚めました。 Yoyogi Alien  この曲のアートワークを手掛けた(Colourful)Mulaとはずっと友達で、彼と仕事できたことはすごくうれしい。ライブでも勢いのある曲です。 Go Away  少しずつでも昨日よりは前に進んでるというメッセージを込めたシンプルなフックにしました。 エレベーター このボーカルはかなり遊んでいて、色んな声をリリックごとにアクセントとして入れています。他にはないサウンドかも。 Yen Yen Yen  初詣に行った時、頭に浮かんだ“ゲン担ぎ”ってフレーズをそのままフックにしました。 WACHUWON ここまでハードでアグレッシブなサウンドが続いてきたアルバムの雰囲気が少し変化していくきっかけになる曲です。   123 Nico(Gliiico)と一緒に作った曲。基本はヤマハのシンセサイザーを使ったりして日本のサウンドを今の時代の音楽に落とし込みました。 Fukk  この曲は最後まで聴いてほしい。最後の展開に注目してほしいです。サウンドは東京っぽいなとも思います。飛び跳ねろ! OMW  自分だけの美学とか、自分だけにあるものを曲げずに自分の道をしっかり歩んで、目標や目的地に今向かう思いを歌いました。フロウの変化も要チェック。 IPPAI 自分のためにやっているのはもちろんだけど、近くにいる人や支えてくれてる人を楽にさせるためにも頑張る。そんな意味がある一曲。時間は限られてるけれど平気? Stay Up “ちっさなキッカケに目を配って自分の可能性を信じ”“生まれ変わりどこかでまた会う時まで”というラインが好き。人生という旅の醍醐味かなって思います。 She Knows 好きな異性が自分だけに見せる態度、女性の偉大さや男女の関係にフォーカスして歌った曲。好きな人がいる人は特に聴いてほしいです。 Satellite 唯一ジャンルが大きく違う曲。もともと好きだったクリスタル・キャッスルズからの影響もあります。ヒップホップラップで多く見られる主観での表現は、他の曲と比べて少なくしました。歌詞がちゃんとはっきり聞こえるというより、オルタナティブでアンビエントなボーカルの処理をしたところも注目してください。