L.A.BLUE

L.A.BLUE

タイトルの通りロサンゼルスで録音されたアルバムで、イーグルスを意識したというジャケットにも当時のアメリカ西海岸の気分が表れている。70年代後半のかの地はAORが全盛で、大人のシンガーに成長した彼女の歌をAORサウンドに乗せたいというスタッフ側の意図もあったようだ。その思惑はシングル曲を収録していないことからも明確で、このアルバムはフュージョン~クロスオーバー寄りの音が主体。スローでムーディな「タイトスカート」、ラテンビートが躍動する「センチメンタル・ハリケーン」には新鮮な勢いが感じられる。百恵自身は2曲で作詞をしており、「CRY FOR ME」は切々と歌われるバラード。そしてもう一曲の「DANCIN' IN THE RAIN」は浜田省吾が書いたメロディと後半に向けて高まるストリングスが聴きどころだ。