Black On Both Sides

Black On Both Sides

1990年代後半のニューヨークにおけるアンダーグラウンド・ヒップホップシーンを代表するラッパー/リリシストであり、俳優としても映画やTVに出演するなど、幅広い活躍を見せるモス・デフがその評価を確固たるものにした、デビューアルバム。Da Bush Babeesの"The Love Song"等の客演、1998年にリリースしたTalib Kweliとのユニット、ブラック・スターのアルバム「Mos Def & Talib Kweli Are Black Star」などでシーンからの期待が最高潮に達していた1999年にRawkusからリリースされた。D.I.T.C.のDiamond Dや88-Keys、元ア・トライブ・コールド・クエストのアリ・シャヒード・モハマッドら、強力なプロデューサー陣を迎えて制作されたソウルフルなトラックと、すぐにそれと分かる独特な声質で時に歌うようなメロディックなフロウを駆使し、コンシャスなリリックをラップする彼のヴォーカリゼーションの相性は抜群。シーンの期待に応えるどころか、予想をはるかに上回るサウンドを披露して見せた。ソウルミュージックとして、ヒップホップの可能性の高さを強烈に印象付けた名盤。