

サンプリング&ループというヒップホップのルーツに回帰しつつも、これまでの音楽的実験の成果が滋味豊かな音楽性へと結実したサウンドプロダクション。ジョン・メイヤーとKanye Westをフィーチャーしたポップな「Go!」や、ビラルとジョン・レジェンドのソウルフルな競演「Faithful」、ハニー・コーンをネタに使った「Testify」など、シングル曲はどれもシンプルだが味がある。クラシックなソウル/ファンクのネタ使いや、一緒に口ずさみたくなるフックなど、賛否両論を巻き起こした前作『Electric Circus』に比べるとよりソウルフルでストレートなヒップホップを聴かせてくれる。楽曲の大半はKanye Westがプロデュース。キャッチーなサウンドはポップチャートでも健闘し、商業的にも成功を収めた。