Pick a Dub (Deluxe Edition)

Pick a Dub (Deluxe Edition)

ジャマイカにおけるダブの黎明(れいめい)期からプロデューサーとして頭角を現しながらも、ミステリアスな存在のまま1984年に死去した鬼才Keith Hudson。本作は彼が1974年に残した早過ぎた傑作。ピアニカ奏者のオーガスタス・パブロ、リズムセクションにバレット兄弟、そしてダブミックスにはKing Tubbyらが参加した鉄壁の布陣で奏でられた音は、大胆にしてとがった音処理を施した独自のクールネスに満ちている。同時期のルーツダブよりも、1980年代前半の英国におけるポストパンク期のダブ作品に近い先進性を示した。Tubbyやリー・ペリーと並ぶ先駆者にして、より先鋭的なセンスの持ち主だった異才が残した、タイムレスな輝きを放つ裏の金字塔。