

Krs-OneとDJ Scott La RockによってNYのサウスブロンクスで結成されたBoogie Down Productionsが1987年にリリースしたファーストアルバム。トラック制作にはUltramagnetic MC'sのCed Geeも参加。シンプルでパワフルなビートを土台にハードなリリックを吐き出すKrs-Oneの攻撃的なラップスタイルは、ファーストアルバムならではのプリミティブな衝動を強く感じさせる仕上がりとなっている。ラガマフィン風の節回しを効果的に交えながら巧みなライミングを駆使する彼の独特なラップスタイルも魅力。Marley MarlやMC Shanを擁するクイーンズのJuice Crewとのバトルを巻き起こした"South Bronx"や"The Bridge Is Over"、シリアスなテーマを扱った"Remix For P Is Free"や"9mm Goes Bang"など、1980年代後半のヒップホップを代表する佳曲が数多く収録された文句なしのクラシックアルバム。本作発表後に凶弾に倒れたDJ Scott La Rockの遺作ともなった。