10代で頭角を現し、同世代からの支持を集める男女混成バンドの緑黄色社会が、メジャーデビューを前に結成以来の活動を総括したファーストフルアルバム。自主制作盤などに収録されたそれまでの楽曲と、本作のために書き下ろした楽曲を半分ずつ収録。自分たちの過去と現在、未来を映し出す10曲をそろえ、バンド名をアルバムタイトルに掲げた。若々しい衝動を躍動的に伝える「始まりの歌」、うねるベースと華やかなシンセリフが心地よいグルーヴを生む「Alice -Album version-」、跳ねるリズムでピュアな恋心を伝える「恋って」など、色とりどりの楽曲を伸びやかに表現。メンバー全員が20代になったこともあり、「大人ごっこ」では憂いあるメロディで大人びた表情ものぞかせる。表情豊かな歌声と高い演奏力、ポップに振り切った音楽性が評価され、彼らは新世代バンドシーンでひときわ注目を浴びる存在となった。