前作アルバム「さくら」から7年、CDで2枚組のボリュームとなった通算14作目のアルバム。恒例の原由子のヴォーカル曲"山はありし日のまま"と"リボンの騎士"、そしてサザンオールスターズには珍しいインストゥルメンタル曲"キラーストリート"をアクセントに、フィル・スペクター風味のストリングスがあでやかな"涙の海で抱かれたい~SEA OF LOVE~"や"八月の詩(セレナード)"、ニール・ヤングのような分厚いギターサウンドがヘヴィな"夢と魔法の国"、グラムロック風のギターリフがさえる"ロックンロール・スーパーマン ~Rock’n Roll Superman~"、さらにボ・ディドリー・ビートに沖縄民謡を組み合わせた"神の島遥か国"など、本作もバラエティ豊かな楽曲が続々と登場するが、 "彩~Aja~"や"LONELY WOMAN"、"別離(わかれ)"、"君こそスターだ"といったオーセンティックなサザンオールスターズポップスも抜かりなく、まるで玉手箱のような充実作。シングルカット曲が12曲もあることから分かるように、彼らの十八番といえる楽曲が並びながらも、その音楽性の広がりと奥行きを感じることのできる作品。
ディスク1
ディスク2
ミュージックビデオ
- 2018年
- 1982年
- 原由子 & 稲村オーケストラ
- 桑田佳祐 & The Pin Boys
- SUPER CHIMPANZEE
- 松任谷由実