ビートルズやピンク・フロイドによるロック史上の名盤群にエンジニアとして携わってきたアラン・パーソンズが、ピアニスト／ソングライターとして活動していたエリック・ウルフソンに誘われる形で結成したロックバンド。1976年のデビューアルバム以降、コンセプトに応じ、さまざまなセッションミュージシャンを迎える形で、10枚のアルバムを制作した。常に最先端のサウンドを取り入れる姿勢をとり、高度に練り上げられたプログレッシブ・ロックから、幻想的で陶酔感あふれるポップナンバー、都会的で洗練されたサウンドなど、その作品の表情は多彩だ。ここでは6枚目のアルバム「Eye In the Sky」を中心に、その魅力を紐解いていく。