1959年米国デトロイトを拠点にモータウンが発足した時、最初に迎え入れられたグループがザ・ミラクルズだ。それ以前にも他社からレコードを出していたが、モータウンからの3作目 "Shop Around" で一挙にブレイク。中心人物スモーキー・ロビンソンが織りなす親しみやすいメロディと絹のような歌声、女性一人を含むスムーズなハーモニーで、モータウン・サウンドを定義付け、数々の大ヒットを放つ。英国のビートグループも彼らの曲を頻繁にカバーした。1972年にスモーキーが離脱するも、ビリー・グリフィンのリードで第二次黄金期を迎え、ディスコ色の濃いナンバーなど、数々のヒット曲を生み出した。