霞の向こうに立ちはだかっているようなフィードバック・ノイズで注目を集めた、宅録アシッドフォークバンド。1992年に英ブリストルより現れた Flying Saucer Attack は、ブリストルサウンドとシューゲイザーの裏側にサイケデリアの小さな花が咲いていたことをリスナーに気付かせてくれた。David Pearce と Rachel Brook の2人でスタートし、その初期には自身のレーベルから手製の意匠を施した限定枚数の7インチレコードをリリースしてカルトな人気を集めた。Brook の脱退後は、Pearce のソロプロジェクトとして活動を継続。休止期間を挟んで、2015年には15年振りにアルバムをリリース。唯一無二のスペースロック道を再び歩み始めた彼らの、新旧代表曲を一聴してみよう。