はじめての アントニオ・ヴィヴァルディ

はじめての アントニオ・ヴィヴァルディ

キリスト教が政治や文化に大きく影響を与えていた中世からルネサンスのヨーロッパでは、その厳格な秩序に基づいた教会音楽が主流だった。それがバロック時代に入ると、人間の感情や自然風景を織り込んだ物語性の高い音楽が誕生。また、楽器の性能が著しく進歩したことで、器楽曲も数多く書かれるようになる。こうした時代の寵児となったのが、イタリアのヴィヴァルディ。教会の司祭でもあった彼は、協奏曲、室内楽、教会音楽、オペラなど、多彩なジャンルに多数の傑作を残した。彼はまた、教え子の女生徒の合奏用に500曲以上の協奏曲も作曲。その中で今日最も有名なのが、春夏秋冬の情景を巧みに描いたバイオリン協奏曲集 「四季」である。

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