井上鑑:プロデューサー

井上鑑:プロデューサー

井上鑑は、1970年代半ばからCM音楽作曲家、キーボード奏者として活動をスタートし、当時人気絶頂だったピンク・レディーをはじめとした、数多くのアイドルやシンガー、バンドのスタジオやライブをサポートして、トップスタジオミュージシャンの一人となった。そして、編曲を担当した1981年にリリースされた寺尾 聰のシングル「ルビーの指環」とアルバム『Reflections』が音楽賞を受賞して、トップアレンジャーとしても確固たる地位を確立。アイドルからロック、そして、シティポップブームによって再評価が高まるアーティストの楽曲まで、多くのヒット曲、話題曲を世に送り出した。中でも、その華やかなストリングスアレンジによって、大滝詠一からの信頼は厚く、シングル「幸せな結末」や、松田 聖子「風立ちぬ」、薬師丸ひろ子「探偵物語」など、大滝詠一関連の多くの楽曲でその優れた手腕に発揮している。2000年代になると、福山 雅治のバンドのキャプテンを務め、共同で楽曲の編曲を行うなど、サウンドの要として活躍、他にもクラシックやワールドミュージックのアーティストの作品も手掛けるなど、精力的に活動の幅を広げている。ここでは、井上鑑の編曲家/音楽プロデューサーとしての側面にフォーカス、日本の音楽界の欠かせない存在として、多くのヒット曲を手掛ける卓越した音楽センスを堪能できるだろう。

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