

この最も奇妙で変化の激しい時代に呼応するかのように、カントリーミュージックシーンにも大きな変化が訪れた。サム・ハントやKELSEA BALLERINIのような新進気鋭のスーパースターがニューアルバムをリリースした一方で、Mickey GuytonやLuke Combsのような若手アーティストはカントリーの新しい波に欠かせない存在として名乗りを上げた。また、いまだ男性優位のカントリー界において、Ingrid Andress、Gabby Barrett、Ashley McBryde、Tenille Townesといった女性アーティストの活躍は、その古い慣習に新たな息吹をもたらした。そうしたシーンの中、Diploと「Heartless」で共演し、独創的なジャンルを超えたコラボレーションこそがカントリーの進化を表す鍵であることを示したMorgan Wallenは、今年のスピリットを体現する存在だったのかもしれない。困難な状況にもかかわらず、今年を特別な年にしたアーティストたちやその楽曲を聴き返してみよう。