カミーユ・トマ:From Paris with Love

カミーユ・トマ:From Paris with Love

チェリストのカミーユ・トマは生まれ育ったフランスの首都、パリの鼓動を強く感じている。「私がキュレートしたプレイリスト『From Paris with Love』は、私の人生の物語です」 とトマはApple Music Classicalに語る。「琴線に触れ、夢を与え、そして愛を語るフランス音楽の旅にあなたをいざないたかったのです」 ここではフォーレ、サティ、ショパン、サン=サーンス、ラモー、ドビュッシーといった、いずれもパリに住み、パリで活躍した作曲家たちの楽曲が取り上げられている。またトマは、パリのシンガーソングライター、バルバラのナンバーを歌っているCamelia Jordanaや、シャルル・アズナブールの代表曲「La Bohème」を演奏しているヴァイオリニストのロビー・ラカトシュなど、彼女のお気に入りのアーティストたちにもスポットライトを当てた。「これらは、私の人生のさまざまなステージにおける、郷愁、喜び、高揚、悲しみの瞬間を共に歩んできた曲なのです」とトマは言う。 トルコ出身のピアニスト、ファジル・サイが奏でるサティの楽曲も2曲含まれている。「これらのトラックは、私の人生において重要な2人を結びつけるものです」とトマは説明する。「ファジル・サイはバタクラン劇場で起きたテロ事件を受けて、私のためにチェロ協奏曲『Never Give Up』を書いてくれました。この作品は、自然と美の力で希望を呼び起こそうとするものです。そして、サティです。ここでは、天才的な才能と神々しいまでのシンプルさが一つになっています」 トマは、チェロが持つ歌心を示すためにオペラの世界にも目を向ける。「オペラのアリアをチェロのために書き起こすのが大好きで、このオッフェンバックの有名な二重唱も私がトランスクリプトしたものです。演奏では私がメゾソプラノの声部を、そして、親友の素晴らしいヴァイオリニスト、ネマニャ・ラドゥロヴィチがソプラノのパートを担当しています。レコーディングセッションでは私たちの演奏が直感的にマッチしたので、この曲はわずか30分で完成しました。そして、その後には忘れられないセルビア式のパーティーが行われました。これこそが人生における最高の祝典である音楽の本質なのです!」

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