

吐息まじりの美しく繊細な歌声を持つシンガーソングライター、Uru。2013年より動画投稿サイトにアップしたカバー動画が大きな注目を集め、2016年にメジャーデビュー。詳しいプロフィールは明かさず、謎めいた存在のまま次々と印象的な楽曲を発表し、切なくも温かい歌が幅広い世代から支持を得た。ライブは年間に数えるほどしか行わず、ドレープ状の幕を重ねた幻想的なステージ演出も話題に。心の揺れ動きを情緒豊かに描く歌は映像作品との親和性が高く、映画やテレビドラマの主題歌を多く手掛ける。慈しみに満ちたまなざしで人間を見つめ、愛や命の淡いきらめきを映し出すUruの歌は、決して派手ではないが心の奥深くに染み渡るような趣がある。