英国の先鋭レーベル・4ADの創設者 Ivo Watts-Russell による音楽プロジェクト。特定のバンド形態ではなく、Cocteau Twins や Dead Can Dance など多数のアーティストによるさまざま楽曲のカバーを中心に据え、米国歌手ティム・バックリィの原曲をエリザベス・フレーザーが歌う1983年の "Song to the Siren" は大ヒットを記録。1984年の「It'll End in Tears」ほか、アルバム3枚をリリース。いずれも空間をしっとりと使った繊細なアレンジによるサウンドスケープに彩られ、ダークで幻想的な美しさに満ちている。 Ivo Watts-Russell のロマンティックなヨーロッパ的耽美観が存分に味わえる。