Kishi BashiことKaoru Ishibashiが奏でる音楽は、その幅広さと独創性、臨場感で人の心をつかんで離さない、あらゆる意味で特別なものだ。シンガー／マルチ奏者／作曲家として活躍する彼はシアトルに生まれ、バークリー音楽院で映画音楽を学び、レジーナ・スペクターやof Montrealのバイオリニストとして音楽活動をスタート。2012年に、チェンバーポップやインディーフォーク、ネオサイケデリアやエレクトロニックなサウンドスケープをブレンドした、彼ならではの音楽が鮮やかに披露されたアルバム『151A』で、Kishi Bashiとしてデビューした。さらに、2019年の『Omoiyari』に収録された「Marigolds」のような楽曲では、感動や驚き、喜びを描き上げる自身の音楽性を犠牲にすることなく、その野心をさらに拡大している。