カナダはバンクーバー出身のシンガーソングライター。2008年のデビューEP『The Beat Stuff』ではハンドメイドの温もりに満ちたフォークを鳴らしていた彼女だったが、そのサウンドは徐々にカラフルに、多面的に開花していった。デビューアルバム『This Is Good』では、フリーキーなボーカルスタイルを生かしたアートパンクチューンの「Dancefloor」を筆頭に、エレクトロサウンドを大胆に取り入れたバンガーポップへと大胆に舵を切った。その後も、柔らかなシンセのレイヤーが醸し出すアトモスフェリックなアンビエントチューンから、ケイト・ブッシュやビョークを彷彿させるシアトリカルなポップチューンまで、サウンドの幅はさらに広がりつつある。なお、ユーモラスなシンセビートとジャングリーなギターが魅力のポップチューン「Millions」は、海外の大人気ドラマでもフィーチャーされた。