はじめての ベアトリーチェ・ラナ

はじめての ベアトリーチェ・ラナ

クラシック音楽の世界には驚異的な演奏技術を誇る者が多くいるが、真に偉大な演奏家はテクニックだけでは語りきれない大切な何かを伝えるべく、演奏に知性と感性のすべてを注ぎ込むものだ。イタリアのベアトリーチェ・ラナは、そのような資質を備えたピアニストであり、それぞれの楽曲の歴史的背景を含む全体像を深く理解した上で、数々の名曲に優れた解釈をもたらしている。1993年生まれのラナは2011年にモントリオール国際音楽コンクールで優勝。2013年にはヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで2位となり、2015年にはBBCラジオのNew Generation Artistsにも選出されている。2017年にリリースした『Bach: Goldberg Variations, BWV 988』は、若さ故の至らなさを一切感じさせない絶妙な解釈による演奏で注目を集めた。また2019年のアルバム『Ravel: Miroirs, La Valse - Stravinsky: 3 Movements from Petrushka, L'Oiseau de feu』に収録したストラヴィンスキーのバレエ音楽のピアノ版では、オーケストラの迫力をソロピアノで見事に表現している。

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