Ali Farka Touré(1939年~2006年)は西アフリカのマリ共和国生まれ。1960年代から活動を始め、1980年代後半からはヨーロッパツアーを通じて海外でも注目を集めるようになった。そのギタースタイルと歌声はマリの伝統音楽に根ざしている一方、アメリカのブルースにも深く通じており、アフリカのジョン・リー・フッカーに例えられることも多い。1995年、ライ・クーダーとのツインリーダー作がグラミー賞のベストワールドミュージック部門を受賞して世界的な名声を確立。その後、マリのコラ奏者、Toumani Diabaté とのツインリーダー作も2度、グラミー賞 (GRAMMY®) を受賞したが、通算3度目の受賞は没後のことだった。