

1971年、それまで人気を集めていた“怪獣ブーム”に変わり、肉体を使った派手なアクションと怪奇的な演出、“怪人”や“改造人間”などの斬新な設定で、日本全国に社会現象となる“変身ブーム”を巻き起こしたテレビドラマ『仮面ライダー』。勧善懲悪のストーリー展開という設定をベースに、特徴を備えたライダー像で新作を制作し、昭和を代表するニューヒーローへと成長した。原作は企画の段階からこのドラマに関わったマンガ家の石ノ森章太郎。音楽は『タイガーマスク』『ドラえもん』など、数多くの特撮作品やアニメ作品を手掛けた菊池俊輔がメインで担当。それまで主題歌とエンディングテーマ、劇中BGMで構成されていたサウンドトラックの慣習に、挿入歌、劇中歌を加え、“ヒットソング集”という新たなスタイルを確立した。ここでは第1作の『仮面ライダー』から昭和最後のシリーズとなった『仮面ライダーBLACK RX』にスポットを当てた。このプレイリストを聴いて、昭和という時代を駆け抜けたライダーたちの活躍に思いをはせよう。