情熱、反骨心、ユーモア、そして酒の匂い…酸いも甘いも味わってきた男たちが喜怒哀楽と共に吐き出す激情パンクと、今日この日を生きるための応援歌がここにある。1980年代半ばに北海道で結成された彼らが広く認知されるようになったのは、その路線を"リズム&演歌"、つまりパンクビートと人間くささの融合に活路を見出してから。歌謡曲からロック、スカや民謡など多様な要素を取り込んで、ヴォーカルの増子直純は人生賛歌を歌いあげるスタイルを確立した。ライブも精力的で、2014年には初の日本武道館公演を成功させた。音楽に加えメンバー各人の個性も魅力的で、幅広い世代のファンとミュージシャン仲間から愛されているバンドである。