イギリス北アイルランドはベルファスト出身のソウルマン、ヴァン・モリソン。"Gloria"などのヒットで知られるR&Bバンド、ゼムのフロントマンを経た後、アメリカに渡ってソロへと転向した。魂を焦がすような熱い歌い口と、ソウル/R&B/ブルース/ジャズ/フォーク/ゴスペルといった音楽のコクをたっぷりとたたえた懐の深い音楽性で、70年代にベルファストに帰郷以降もコンスタントにアルバムを発表。メディアやショービズにこびない気難し屋のキャラクターも彼の音楽に対する誠実さの表れにほかならず、今でもロックシーンに欠かせない孤高のシンガーソングライターとして熱狂的な支持を集める。