はじめての ユップ・ベヴィン

はじめての ユップ・ベヴィン

くぐもった音色のアップライトピアノを基調にした、詩的で、メランコリックで、瞑想(めいそう)的な音世界が、リスナーの清らかな涙を誘う。オランダのピアニスト/作曲家ユップ・ベヴィンは2015年、作曲から演奏、録音までのすべてを自身で手掛けた自主制作アルバム『Solipsism』をリリースした。この作品がストリーミングで人気となり、2017年にはドイツ・グラモフォンからアルバム『プリヘンション』でメジャーデビューを飾っている。ピアノは独学で、これといった音楽教育も受けたことがないベヴィンの楽曲や演奏は実にシンプルなものだが、そこには訓練によって身に付けた技巧だけでは表現できない魅力があるのだ。このプレイリストでは、ピアノのみならず、弦楽やヴォカリーズ、エレクトロニクスなどを加えた楽曲も楽しむことができるが、彼の音楽の本質が祖母から受け継いだアップライトピアノにあることは変わらない。

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