1965年のシングルで"Carcará(Ao Vivo)"で一躍、ブラジルポップス界のスターとなったマリア・ベターニア は、カエターノ・ヴェローゾを兄に持つ音楽一家の出身。そのハスキーなアルトヴォイスは独自の表現力と相まって、聴く者に重厚な小説を読んだような気持ちにさせる説得力を持つ。このプレイリストでは1970年代を中心とした彼女の代表曲を厳選。友人でもあるガル・コスタとのデュエット曲"Sónho Meu"やライブ録音の"Maricotinha"などの楽曲で、彼女の歌声が持つ力強さを存分に味わおう。