はじめての ベルナルト・ハイティンク

はじめての ベルナルト・ハイティンク

1929年オランダ生まれのベルナルト・ハイティンクは、まさにいぶし銀の名演で、評価と人気が共に高い世界的指揮者だ。33歳で名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者に就任するなど、若い頃から才能を発揮してきた。彼の指揮はリズム感覚に優れ、感傷性も程よく抑制されており、あらゆる作品をバランスよく整然と構築してみせる。このプレイリストに収録されているベートーヴェンやワーグナーの堅実で陰影の深いいぶし銀の演奏は、まさにその好例と言える。また彼は、協奏曲の伴奏指揮者としても誉れ高い。ここに聴くサラ・チャン(Vn)やクラウディオ・アラウ(P)との共演でも温かく献身的なサポートが光る。2019年に引退を発表。2021年10月21日、ロンドンの自宅で逝去、没年92歳。

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