はじめての ブールヴィル

はじめての ブールヴィル

フランス北部のセーヌ=マリティームに生まれたブールヴィル。彼の姿は多くの人がステージよりも舞台やスクリーンで目にしている。コメディアンにして俳優としての代表作である『史上最大の作戦』、『大追跡』は彼の名前を世界に知らしめた。かたや歌手としての実力も認められている彼の歌には、人間の営みの中に訪れる悲喜こもごもが交錯しながら時代背景を瞬時に読みとらせる力を持っている。ブールヴィルの作品が生まれたのは主に1950年代。当時、決して豊かな生活ではなかった人々にとって、シャンソンの概念を超えた彼の歌は希望そのものであった。

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