ナッシュビルサウンドを語る上で欠かせない存在のブーツ・ランドルフは、ケンタッキー州生まれのサクソフォーン奏者。1963年に発表したユーモラスな"Yakety Sax"が、イギリスのコメディアン、Benny Hill によるテレビ番組のテーマ曲に起用され、広く人々に親しまれた。一方で"Lady"、"Lonely Street"のようにムードたっぷりにメロディを奏でたりと、豊かな表現力にも定評がある。ナッシュビルでレコーディングされた数々のアーティストの作品にゲストとして参加したり、同地の観光の目玉であるクラブで30年に渡ってステージに立ち続けるなど、彼の活躍は幅広い。