はじめての フランチェスコ・ランディーニ

はじめての フランチェスコ・ランディーニ

中世後期のイタリアにおいて旺盛な芸術活動が行われ、ルネサンスの黎明期と捉えられているトレチェント。Francesco Landini(フランチェスコ・ランディーニ)はこのトレチェントの時代の中でも飛び抜けて多作な作曲家だったと知られている。幼いころにかかった天然痘が原因で光を失った彼は、少年時代から音楽に打ち込むようになったという。Landiniの活躍の舞台となったのは、君主を持たずに共和制を採用し、毛織物工業や交易、金融業で栄えたフィレンツェだった。作曲家としてのみならず、詩人、歌手、オルガン奏者、楽器製作者としても活躍したLandini。彼が生み出したのは、古くから伝わる民謡に由来するバッラータと呼ばれるジャンルの音楽で、この国の裕福な商人たちの間で大きな人気を誇った。

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