パンクバンドのジェネレーション Xでヴォーカリストとして活躍した後、ビリー・アイドルはニューヨークに活動の拠点を移し、ソロキャリアへと乗り出すことになる。パンクバンド時代もルーツ志向のハードなロックンロールに傾倒していたが、そこからウェルメイドなロックサウンドへと音楽性を発展。セカンドアルバム「Rebel Yell」ではUSチャート6位を記録、ジェネレーション X時代をしのぐセールスにより、大きな支持を獲得する。パンキッシュな節回しだけではなく、骨太で味わい深いテナーヴォーカルを届けることもできるシンガーとしてのポテンシャルの高さが、彼の表現を飛躍させた。不屈のスピリットでキャリアを好転させたその軌跡を確認してみてほしい。