英ロンドン出身のインディーバンド、ハード・ファイ。ギターロックにダブやスカ、ノーザンソウル、ディスコといったさまざまなジャンルをミクスチャーしていくハイブリッドなサウンドが持ち味で、2005年のデビューアルバム「Stars of CCTV」は、全英1位の大ヒットを記録した。"Suburban Knights" や "Living For the Weekend" を筆頭に、労働者階級の若者たちの日常を活写し、仕事帰りに飲むビールを生き甲斐にしている彼らの漠然とした不安や憤りを表現したリリックはどこまでもリアルで、1970年代のパンクスピリッツを想起させることから、ザ・クラッシュの再来とも称された。