1948年、ビルマ(現ミャンマー)生まれのイギリス人シンガーソングライター、ニック・ドレイク。1969年にアルバム「Five Leaves Left」でデビュー。力強いアコースティックギターでの弾き語りをメインに、印象的に挿入されるピアノやストリングスがロマンティックな雰囲気を演出。ニックの囁くようなヴォーカルスタイルともマッチし、ノスタルジックな気分に浸れる。しかし1974年、3枚のオリジナルアルバムを遺し、逝去。1980年代以降に、The Black Crowes のギタリスト、リッチ・ロビンソンらの彼への賛辞の言葉やマーズ・ヴォルタら俊英アーティストのカバーで再評価へとつながった、まさに伝説のアーティスト。