

フランスのスーパープロデューサー、デヴィッド・ゲッタは、2000年代後半にEDMを世界に広め、現代のポップサウンドに改革をもたらした。1980年代から地元パリでDJとして働きはじめたゲッタは、定型的なフレンチハウスにエレクトロの要素を加え、その人気でパリのクラブシーンの頂点に上り詰めた。しかし、彼が世界的アーティストになったのは、特有の音楽スタイルにポップ、R&B、ヒップホップなどのフレーバーを加えてから。アッシャー、ニッキー・ミナージュ、シーアなどの世界的アーティストとのコラボを果たし、自身の名がついた楽曲がナンバー1へと何度も輝いたのち、世界中のEDMフェスのヘッドライナーを務める大スターへと化した。