1970年中盤にイギリスを中心に巻き起こったパンクムーブメントは、サウンド、思想、アティチュードなどを含め、さらにヒートアップしたハードコアパンクへと移行。その中心的なバンドの一つが、1977年に結成された4人組バンド、ディスチャージ。アグレッシッブに突き進む高速のエイトビート、メタリックかつラウドなギターを軸にしたバンドサウンド、そして、政治的なメッセージを含んだ歌詞を叩きつけるようなヴォーカルは、より過激なパンクを求める聴衆によって強く支持され、1980年代ハードコアシーンを担う存在に。その後はへヴィーメタル寄りの楽曲を発表するなど、徐々に音楽性を広げていった。