はじめての チェチーリア・バルトリ

はじめての チェチーリア・バルトリ

歌手だった両親のもとローマに生まれ、10代の終わり頃からその声が注目を集めた。活動の初期はモーツァルトをレパートリーの中心にしていたが、1990年代の半ばからはロッシーニなどを歌い始め、細かな音符を素早く歌うテクニックであるアジリタのすぐれた技術、そして張りのある強い声によって、一躍人気歌手となった。録音ではヴィヴァルディなど、イタリアのバロック時代の知られていないオペラのアリアを歌い、新しい風を吹き込んでいる。バロック時代からベルカントオペラの時代の、特に技巧的なアリアを含む作品で圧倒的な存在感を示す。