練りに練られた美しいハーモニーワークと印象的な旋律を編むシンガーソングライター。故郷イリノイ州では、今は亡きこのすぐれたアーティストのために記念日を設置し、その名をストリートに冠するほど愛されている。60年代の終わりから、絵を描くと同時にゆっくりと自らの音をつづり始め、74年にイーグルスのジョー・ウォルシュが手掛けたセカンドアルバム「Souvenirs」でブレイク。自身のヴォーカルを多重録音で重ね合わせた上質のレイヤーは、聴く者の耳と心にいつまでも残り続ける。その極みといえるチェンバーポップソング "Longer" で幕を開け、時代の変化とともにサウンドを変化させてきた稀代のメロディメイカーの歴史を堪能あれ。