1988年に解散後、メロコアおよびエモのパイオニアとして再評価され、たびたび再結成を行ってきたダグ・ナスティ。D.C.ハードコアの先駆者でマイナー・スレットのギタリスト、ブライアン・ベイカーが1985年に結成。活動期間は4年間と短かったが、解散後もベイカーがバッド・レリジョンに加入したり、2代目シンガー、デイヴ・スマリーがダウン・バイ・ローを結成するなどパンクシーンで活躍し続けた。ザクザクとした演奏と共に、やや湿り気を帯びたメロディを力強い声で歌い上げるダグ・ナスティサウンドの人気は衰えるどころか、現役時代を知らない世代のリスナーからも伝説のバンドとしてリスペクトされている。