はじめての ジャコモ・プッチーニ

はじめての ジャコモ・プッチーニ

ヴェルディと並ぶイタリアオペラの巨匠ジャコモ・プッチーニ。甘美な旋律とドラマチックな展開が基調のオペラを生涯に13作品残した彼は、オペラらしいオペラを残した最後の作曲家でもあった。また、日本や中国などを舞台にした斬新な発想も特筆に価する。イタリアのルッカに生まれた彼は、3作目のオペラ「マノン・レスコー」で成功を収め、その後は「ラ・ボーエム」、「トスカ」、 「蝶々夫人」といった傑作を多数作曲。1926年初演の遺作「トゥーランドット」は、ロマン派オペラの終焉を告げるエポックメイキングな作品になった。なお、プライベートでは、自動車やモーターボートに凝るなど多趣味でも知られた。