

移住先のニューヨークへで出会ったラグタイムに魅せられ、スコット・ジョプリンを模範に自身のピアノスタイルを磨いたジェームス・P・ジョンソン。その成果として、鍵盤をまたぐような左手の動きが特徴的なストライドピアノを生み出した。1920年代に発表した "The Harlem Strut" や "Charleston" といった代表曲はすぐさま人気を博し、若かりし日のカウント・ベイシーやデューク・エリントンらにも影響を与えたという。ここでは、Billie Holiday やベッシー・スミスら女性シンガーほか、客演で聴かせた作品も紹介。ジャズピアノ史の最初期を彩ったサウンドを楽しもう。