1980年代のUKロックシーンに多くの個性派バンドを送り出したポジティブ・パンクシーンから現れ、現在では Bauhaus、ザ・キュアーと共にゴシックロックの先駆者と謳われているシスターズ・オブ・マーシー。超低音ヴォイスでリスナーを魅了するバンドの中心メンバー、Andrew Eldritch がワンマンに近い体制で完璧主義を貫いてきたせいか、1985年のデビュー以来、解散と再編を繰り返してきた。しかし、人気は衰えるどころか、ロックシーンで大きな存在感をアピールし続けている。ゴシックと表現されるダークな世界観の下、サイケデリックロックからハードロックまで、その多彩なサウンドも魅力。