

フィラデルフィアで活動をスタートしたザ・ルーツ。1993年のデビュー以降、ラップと生演奏を融合させるヒップホップバンドとして活躍している。リーダーのクエストラヴによる硬質ドラムビート、MCブラック・ソートの知性豊かなリリックをベースに、ジャズ、ロック、エレクトロなど多様な音楽を咀嚼し、作品を発表するたびに新境地を開く、先進的なサウンドプロダクションが持ち味。才気あふれるアーティストとのコラボレーションも多く、エリカ・バドゥやエルヴィス・コステロらと共演している。さまざまな手法でヒップホップシーンを開拓していく、その創造力は衰えることを知らない。