

はじめての クリス・シーレ
マンドリンの名手であり、シンガー、作曲家、バンドリーダー、そしてラジオパーソナリティでもあるクリス・シーレは、プログレッシブ・ブルーグラス界を代表するアーティストの一人だ。1980年代後半のデビュー以来、ニッケル・クリークとパンチ・ブラザーズという二つのバンドの創設メンバーとして活動し、ブルーグラスや創造的なフォーク、ルーツミュージックなどのジャンルの最前線に立ってきた。2004年の『Deceiver』や2006年の『How to Grow a Woman from the Ground』をはじめとする多くのソロアルバムも高く評価されている。 シーレはこれまでに、ニッケル・クリークとしてのアルバム『This Side』(2002年)や、チェリストのヨーヨー・マ、ベーシストのエドガー・メイヤー、ヴァイオリニストのStuart Duncanとのジャンルを超えたコラボレーション『The Goat Rodeo Sessions』(2011年)、メイヤーとのデュオアルバム『Bass & Mandolin』(2014年)、そしてパンチ・ブラザーズとしての作品『All Ashore』(2018年)でグラミー賞®を受賞している。 またシーレは、バロックの巨匠、ヨハン・セバスティアン・バッハの音楽にも強い関心を持っていて、無伴奏ヴァイオリン曲のマンドリン編曲版を収録した『Bach: Sonatas and Partitas, Vol. 1』(2013年)と『Bach: Sonatas and Partitas, Vol. 2』(2025年)、そして、ヨーヨー・マとエドガー・メイヤーとの共演で、トリオ・ソナタ、前奏曲とフーガ、コラールなどの編曲版を録音した『Bach Trios』(2017年)といった、バッハの作品で構成されたアルバムも発表している。