はじめての キース・リチャーズ

はじめての キース・リチャーズ

ザ・ローリング・ストーンズのギタリストとして、多くの歳月を生き抜いてきたキース・リチャーズ。彼のソロキャリアは、バンドが活動休止状態に陥った時期に始まったが、それは自らの声質が不思議なほど変わり、味わい深い歌手として存在感を高めつつあった時期に重なる。初めてソロ名義で発表したチャック・ベリーの "Run Rudolf Run" を含め、これまでリリースしてきたスタジオ録音盤では、The X-Pensive Winos を率いてブルースとロックンロールを基軸にぶれることのない音楽求道者ぶりを発揮。風格を増したギタープレイに独特のざらついた歌声が程よくマッチし、ここでしか描き出せない風景を見せてくれる。