

本名は Julian Adderley。1950年代から活動を始め、マイルス・デイヴィスのセクステットに参加し、Charlie Parker を継承する本格派のアルトサックス奏者として注目を集めた。1960年代には弟のコルネット奏者、ナット・アダレイを加えたバンドを組んで活動。音楽性もファンキージャズからソウルジャズへと展開し高い人気を得たが、1975年、46歳の若さで世を去った。巨体を生かした豪快なトーンがトレードマークで、出発点はビバップだがモードジャズやボサノヴァやフュージョンまで対応する柔軟性を備え、どんなスタイルの音楽でもつねに朗々と歌ごころを発揮した。