はじめての カーラ・トーマス

はじめての カーラ・トーマス

カーラ・トーマスは、1942年、米南部のメンフィスで生まれた。1960年、人気DJとして地元の名士だった父親のルーファスとともに親子デュオでデビュー。これに目をとめたアトランティック・レコードから声がかかり、18歳の誕生日を間近に控えたその年に、初のソロシングル "Gee Whiz, Look At His Eyes" をリリースした。デビュー当初は親の七光りと言われたこともあったが、オーティス・レディングとのコラボアルバム「Tramp」は、そんな風評を吹き飛ばし、まさにメンフィスソウルのキングとクイーンの名に恥じない共演として喝采された。カーラはその力強くかつ気品に満ちた驚異的な歌唱力で、南部ソウルに絶大なる影響を与えている。