1960～1970年代のソウル／ファンクのセッションバンドのようなサウンドをポップかつユニークなセンスで奏でるミニマルファンクバンド、Vulfpeck。Jack Stratton、Theo Katzman、Woody Goss、Joe Dartの4人によってミシガン大学音楽学部で結成された。2010年代の初頭ごろからリリースを開始し、楽曲のみならずインターネットを巧みに使ったDIY精神あふれる活動でも注目されると、広告に使用されたことでも話題になった「Back Pocket」収録のアルバム『Thrill of the Arts』（2015年）でその評価を不動のものに。2019年にはマネジメント事務所にも大手レーベルにも所属せずにマディソンスクエアガーデンでのライブを成功に導き、その模様を収録した『Live at Madison Square Garden』では、それぞれが腕利きのミュージシャンであるVulfpeckのライブバンドとしての魅力を堪能できる。