最新リリース

- 2026年6月12日
- 1曲
アルバム
アーティストプレイリスト
ベストアルバム、その他
- Mémoire · 6月19日(金) · 22時
- The Salt Shed · 6月21日(日) · 20:30
- RCF ARENA REGGIO EMILIA · 7月4日(土) · 17時
- Williwaw Social Outdoors · 7月11日(土) · 18時
- Edmonton Expo Centre · 7月17日(金) · 19:30
- Sea Breeze Resort · 7月25日(土) · 19時
- Pedreira Paulo Leminski · 8月8日(土) · 19時
- Vale do Anhangabaú · 8月9日(日) · 19時
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Ty Dolla $ignについて
2010年代のR&Bとヒップホップの絡み合った進化を分析する際に、そこには明快なルールがただ一つだけある。お金の流れを追いかけるか、Ty Dolla $ignの動きを追いかけるかだ。1982年、Tyrone Griffin Jr.としてロサンゼルスに生まれたTy Dolla $ignは、幼いころから類いまれなるスキルに恵まれ、将来有望なMC以上の存在感を放っていた。「Fantastic Voyage」のヒットで知られる1980年代の伝説的バンド、レイクサイドのメンバーとして活躍したミュージシャンを父に持つ彼は、往年のソウルのコーラスといぶし銀のグルーヴが光るYGの2010年のヒット作「Toot It and Boot It」にフィーチャリングアーティストとして参加し最初の成功を収める。そしてそのころすでにいくつもの楽器に熟達した演奏者でありプロデューサーになっていた彼は、次第にロサンゼルスのラッパーと共に、ウェストコーストで一世を風靡(ふうび)していた、よりミニマルなスタイルへ、かじを切るようになっていく。2014年にはソロデビュー作『Beach House』を発表。シーンきっての腕を持つDJ Mustardと共に制作し、彼の独特なシンセサイザーの音色と鋭いドラムパターンを、「Paranoid」「Oh Nah」といったクールなクラブジャムにもたらした。そしてTy Dolla $ignはスタッカートの効いたフロウと野卑でわい雑なMCを自らの武器にしていく一方で、彼の語り口調には繊細さとスムーズさが同居し、ルーツのR&Bから外れることはなかった。「僕が本気でラップだけをしている曲を挙げろと言われたら、誰も一曲も答えられないだろう」と、彼はApple Musicに語った。「僕はラップしているんじゃない、歌っているんだ」Ty Dolla $ignはニッキー・ミナージュとのデュエットや、ニック・ジョナスの楽曲へのゲスト参加、blink-182のトラヴィス・バーカーへのコーラス提供をそつなくこなし、その活躍にふさわしいアーティストと認められた。ついにはポストインターネット時代のスターであり、ジャンルを自在に操るポスト・マローンと組んだシングルで初のチャートトップを獲得した。2018年にスマッシュヒットしたチルポップ曲「Psycho」で、Ty Dolla $ignはこう歌う。「これは一夜で成しえたわけじゃない、ダイヤモンドの真の輝きなんだ」。それは、10年以上制作につぎ込み、いまようやく成果を手にしつつあるアーティストの勝利宣言のようだ。
- 出身地
- Los Angeles, CA, United States
- 生年月日
- 1985年4月13日
- ジャンル
- ヒップホップ/ラップ