J-Popシーンにおけるダンスボーカルユニットの礎を築いたTRF。メンバーは、ボーカルのYU-KI、DJ／サウンドクリエイターのDJ KOO、ダンサーのSAM、CHIHARU、ETSUの5人。大ヒットを連発してシーンを席巻していた小室哲哉のプロデュースにより、日本初のテクノレイブユニットとして1992年に結成された。ユニット名は、“TK RAVE FACTORY”を意味する。1993年にメジャーデビュー。ジュリアナ東京をはじめとする全国のディスコホールでライブを行い、音楽とダンスがコネクトしたシーンを切り開いていく。同年のセカンドシングル「EZ DO DANCE」のヒットをきっかけに次々と話題曲を放ち、1994年から1995年にかけてリリースしたシングルは5作連続でミリオンセールスを達成。ボーカルのバックに3人のダンサーとDJを据えるスタイルや、ダンスミュージックとポップが融合したサウンドなど、革新的な試みが当時のシーンに刺激を与え、2000年代以降のJ-Popにも大きな影響をもたらした。3人のダンサーはダンスクリエイターとして多岐にわたる活動を行っており、TRFのヒット曲などに合わせて踊りながらエクササイズする“ダンササイズ”を考案し、ムーブメントを巻き起こしたことでも知られている。